やはり走るように書きたい。
by shuzot16
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星屑もかすみし聖夜冬満月 (収三)
クリスマスイヴが満月とは私の記憶にはなかった。
中天に煌々と輝くさまはまさに月冴ゆの感。
周囲に星屑どもをまったく寄せつけず、
ただひとつ火星だけが遠慮げに月に寄りそっていた。
この句は季重ねになってしまったが、
昼間公園をジョギング中、
すれ違った母親がとても崇高に見えたのでもう一句。
冬枯れやこどもを抱きしマリアさま
そして前回のブログの句の下五を変えてみました。
野に帰すクリスマスツリー命あり
PS:昨夜の月は周りを大きな輪で囲まれていた。
月暈(つきがさ)という大変珍しい現象だそうで、
輪の中でぽつんと火星だけが輝いていた。
月暈や星屑かすむ聖夜かな
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